お知らせ

2019.10.21

<治療終了>咬み合わせが気になる(再治療):通常のワイヤー


症例紹介 part15 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)

この患者さんは、36才女性。
1年前、
2018年の7月に矯正相談にいらした患者さんです。

「過去に矯正治療したが後戻りして、噛み合わせが気になる」
「再治療がしたい」
ということで来院されました。

2018年の7月に矯正相談
8月に検査診断
9月にマルチブラケット装置セット

ちょうど1年経過してこのたび無事ブラケット撤去しました。

初診時(2018年8月)と装置撤去時(2019年9月)の写真です。

正面
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下から
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上あご
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下あご
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右側
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左側
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問題点
・左上の犬歯が噛んでいない
・下の前歯のガタガタ

すでに過去の矯正治療で
上下左右の小臼歯を1本づつ抜歯されています。
なので左上の犬歯の部分が下の歯とかみ合うようにするため
左上の奥歯を遠心移動(後方に移動)する必要がありました。

歯科矯正用アンカースクリュー
使用するとそれが可能です。

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左上の一番奥歯の後ろに見えるネジ頭が歯科矯正用アンカースクリューです。

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左上奥歯の遠心移動が完了した写真です。
ネジ頭と一番奥歯の距離が近くなったのがわかりますか?

横から見ると

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少しづつ奥歯が後ろに下がり

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犬歯が入る隙間ができました

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ワイヤーの力で下の歯と咬むよう移動して来ました

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歯科矯正用アンカースクリューを使わないと
結構難しい治療になると思いますが、
歯科矯正用アンカースクリューを用いると
比較的簡単にこのような治療ができます。

犬歯が正しい位置で機能的に働くことは
実はすごく大事です。
他の歯(奥歯)を守ってくれる働きがあります。
ですので、
いわゆる「八重歯」は全く健康的ではないのですね。

この症例もまた、
見た目だけでなく
より健康的な咬み合わせを獲得することができました。
保定もよろしくお願い致します。

使用装置:マルチブラケット装置、歯科矯正用アンカースクリュー1本

歯科矯正用アンカースクリューを1本使用しています
左上のほっぺた側です。

これまでにかかった費用は
検査診断 3.5万
唾液検査 0.5万
装置料金 60万
歯科矯正用アンカースクリュー1本 1.5万
調整費 6万(0.5万x12回)
保定装置料 2万

<症例情報まとめ>
主訴 噛み合わせ
診断名 左上犬歯の低位、下顎前歯部叢生
年齢 36歳
主な装置 マルチブラケット装置、歯科矯正用アンカースクリュー
抜歯部位 なし
治療期間 1年0ヶ月
治療費  73.5万+税
リスク 歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等

札幌 桑園 矯正歯科egao 笑顔