症例紹介 part17 です。
（患者さんに掲載の許可をいただいております）

この患者さんは、29才女性。
2年前、
2017年の11月に矯正相談にいらした患者さんです。

「上の前歯2本が前に出ているのが気になる」
ということで来院されました。

2017年の11月に矯正相談
12月に検査診断
2018年2月に抜歯など済ませ
マルチブラケット装置セット

1年7ヶ月経過してこのたび無事ブラケット撤去しました。

初診時（2017年11月）と装置撤去時（2019年9月）の写真です。

正面

下から

上あご

下あご

右側

左側

上の前歯も
下の前歯も
綺麗に並びました。

保定も頑張りましょう！
少し上の前歯の色が濃いので
ホワイトニングもこれから行う予定です。
さらに綺麗になるのが楽しみですね！

問題点
・上下前歯のでこぼこ
・左上の小臼歯部のでこぼこ
・上下の中心がずれていること
（上の中心が右にずれている）

それらの問題点を改善するために、
左上の小臼歯（５番目の歯）を抜歯
下の前歯はIPRを行なっています。
左下の銀歯の近心も削っています。

IPRをしないで、でこぼこを綺麗に並べてしまうと
下の前歯が前方に傾いて並んでしまい
・歯頸部が骨から飛び出してしまう可能性が高いです（歯肉退縮も）。
・さらに今より前に歯が並ぶことで唇を閉じにくくなります。
・無理な位置に歯を並べることになるので後戻りのリスクも高くなります。

それらを防ぐためにIPRを行いました。
下の歯を抜歯するという方法もありますが、
今回は相談の上、IPRという選択をしました。

治療方法：左上第一小臼歯抜歯、下顎前歯部IPR
使用装置：マルチブラケット装置

これまでにかかった費用は
検査診断　3.5万
唾液検査　0.5万
装置料金　60万
ホワイトワイヤー　6万
調整費　10.5万（0.5万x21回）
保定装置料　2万

＜症例情報まとめ＞
主訴　上下顎前歯部叢生
診断名　前歯部叢生
年齢　29歳
主な装置　マルチブラケット装置（ホワイトワイヤー）
抜歯部位　左上第一小臼歯
治療期間　1年7ヶ月
治療費　　82.5万＋税
リスク　歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等

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