お知らせ

2019.10.17

矯正歯科治療における副作用とリスク


こんにちは。
院長の生野です。
間一髪、台風の前にベトナムに向け出国し
台風が過ぎ去ってから日本に戻りまして
本日より元気に診療しております。

今日の話題は、このホームページに関してです。
昨年、厚労省が改正した
「医療広告ガイドライン」で
ウェブサイトも広告規制の対象となりました。

自由診療の治療の主なリスク・副作用に関しての情報も
わかりやすく掲載し、
国民や患者に対して適切かつ十分な情報を提供すること。

と、なっておりますので
当院でもガイドラインに則り
『矯正歯科治療のリスクと副作用』の説明を
「診療について」のページの
治療の進め方の下に追加しました。

こちらにも掲載しておきます。
矯正治療をご検討中の方は是非ご覧ください。

矯正歯科治療を始める患者さんに知っておいて欲しいこと
<矯正歯科治療における副作用とリスク>

病院で薬を処方され薬局で受け取るときに、
薬の「効能」と共に「副作用」の説明が記載された文書をもらいますよね?
インフルエンザなどのワクチンを接種する時も同様ですよね?
どんな医療にも少なからずリスクがあリます。
ただし、デメリットをメリットが大きく上回るので、私たちは医療を受けるのです。

矯正歯科治療も同じです。
矯正治療を行うことによる「副作用・リスク」があります。
当院での矯正治療はその「副作用・リスク」を知っていただいた上で開始します。

<矯正歯科治療における副作用とリスク>

1,抜歯
歯並びを改善するために健康な歯を抜歯する場合もあります。
必要性をご理解いただいた上で治療は開始します。

2,痛み
矯正治療では顎や歯を移動するのに力を加えます。
その際、数日間は痛みを引き起こすことが多いです。
基本的には痛み止めの薬は必要とせず、数日で改善されます。

3,口内炎
頬や唇に装置が当たることで、口内炎ができることがあります。
できてしまった場合はワックスで装置を覆い、治癒するのを待ちます。

4,発音のしづらさ
歯の裏側に装置が入ることで、一時的に発音が変化します。
数日で慣れることが多いです。

5,虫歯
矯正治療中に歯みがきが難しくなることで、虫歯ができることがあります。
できないよう指導を徹底します。ご協力ください。

6,歯周病
矯正治療中に歯磨きが難しくなることで、歯肉炎や歯周病が進行することがあります。
進行しないように指導します。ご協力ください。

7,歯肉退縮・ブラックトライアングル
歯を移動することにより、歯茎が下がる場合があります。
もともとの凸凹が多い歯並びの場合や歯周病の進行した患者さんに
起きやすい傾向があります。

8,歯根吸収
歯を移動することにより、歯の根が短くなる場合があります。
歯の移動量が多い場合に起きやすい傾向があります。

9,歯髄壊死
歯を移動することにより、歯の神経が死んでしまうことが稀に起こり得ます。
可能性はかなり低いですが、その時は歯の神経の治療が必要です。

10,顎関節症
矯正治療は長期間に及びます(年単位)。
その期間内に顎関節症状がでる場合があります。
矯正治療との因果関係は証明されていませんが、治療を中断する可能性があります。

11,金属アレルギー
装置の多くは金属でできているため、金属アレルギーを引き起こすことがあります。
初診時の問診で可能性が高い場合は皮膚科でパッチテストを行っていただいたり、
マウスピース型の矯正装置をおすすめすることがあります。

12,歯の後戻り
矯正治療後は必ず保定装置を使用していただきます。
特に治療後1年はしっかり使用できない場合、早期に後戻りが生じます。
また、人の歯並びは一生動き続けるものです。
長期的にみると治療した歯並びは少しずつ動き、崩れることがあります。

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