前回の記事で
「歯科矯正用アンカースクリュー」を使用すると
・治療の質が高まります。
・治療終了までの期間の短縮につながります。
と書きました。
「歯科矯正用アンカースクリュー」がなかった時代は
マルチブラケット装置と併用して
こんな装置を使っていました。
これ、夜だけだとしても毎日使うのはなかなかしんどいですよね?
「ヘッドギア」と言います。
こちらもよく使ってもらいました。
上の犬歯と下の第一大臼歯にゴムがかかっていますね。
「顎間ゴム」と言います。
「ヘッドギア」も「顎間ゴム」も
患者さん自身に協力してもらって
効果で発揮できるものなんですね。
なので逆にいうと、協力してもらえない場合・・・
治療がうまく行かない・・・
ということになっていました。
でも「歯科矯正用アンカースクリュー」を使うと
「ヘッドギア」も「顎間ゴム」も使わなくて済むようになりました。
(顎間ゴムは他の目的のために使うことはありますが…)
なので、より精度の高い治療結果が期待できるのです。
患者さんは楽だし、私たちにとっても有難いことです!
また、「ホールディングアーチ」という装置
これも似たような目的のために使うことが多いのですが
「歯科矯正用アンカースクリュー」で代用できます。
これは取り外しできないので、
先ほどのと違って患者さんの協力は必要ないのですが
「違和感」はありそうですよね?
もちろん慣れては来るのですが。
なので、「ホールディングアーチ」と「歯科矯正用アンカースクリュー」は
どちらか選んでもらう場合もあります。
個人的には「歯科矯正用アンカースクリュー」がオススメですが。
なぜって、治療期間が短く済むんです。
このへんの話は実際のご相談の時にでも。
さてさて、
最後にこの「ネジ」
どうやって歯茎にネジネジするのですか?
と思っている方に
こうです。
というのは冗談で
専用の電動ドライバーを使います。
「ネジ」を安全に、確実に植立するためには
ネジを回転させる「強さ」が非常に重要なんです。
これに関してはまた次回!
札幌 桑園 矯正歯科egao 笑顔