お知らせ

2024.01.13

上顎前突・過蓋咬合・叢生を治したい:ハーフリンガルブラケット矯正


症例紹介 part64 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)

この患者さんは、31才女性。

約2年前、
2021年12月
に矯正相談にいらした患者さんです。

「上顎前突」
「過蓋咬合」
「叢生」
を治したい
ということで来院されました。

訴えにずらりと専門用語が並びましたが
「歯科衛生士」をされている患者さんです。

2021年の12月に矯正相談
2021年12月,2023年1月に検査診断
2022年3月に上顎リンガルブラケット装置セット
2022年6月に下顎マルチブラケット装置セット

1年6ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。

初診時(2021年12月)と装置撤去時(2023年10月)の写真です。

正面
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下から
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上あご
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下あご
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右側
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左側
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問題点

・下顎骨の劣成長による上顎前突
・上顎前歯の軽度の叢生
・右下1抜歯済み(3 incisor)

下の前歯はすでに1本抜歯して矯正済み
という状態で来院されました。

治療方法にはいくつかの選択肢が考えられましたが
・上顎左右7の抜歯
・埋まっている萌出させて上顎左右8(親知らず)は配列
・アンカースクリューにより上顎歯列弓の後方移動
・下顎前歯3本のまま配列
・上顎前歯部IPR

という方針で治療することになりました。
7番抜歯というのはあまり多くはやりませんが
レントゲンで8番が7番抜歯した場所にスムーズに萌出する
と予測できた場合には有効な選択肢です。

ハーフリンガルで治療中はこのような見た目です。
これは2022年7月の写真で
上顎左右7抜歯後、まだ数ヶ月ですが
すでに片方8番(親知らず)が顔を出しています。
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上顎左右8(親知らず)のコントロールもスムーズに進み
抜歯症例ですが1年6ヶ月という短期間で終了することができました。

保定もがんばりましょう!

治療方法:上顎左右7抜歯
使用装置:リンガルブラケット装置
     マルチブラケット装置
     
これまでにかかった費用は
検査診断 3.5万
唾液検査 0.5万
装置料金 77万
アンカースクリュー2本 3.0万
調整費 10.8万(0.6万x18回)
保定装置料 2万

<症例情報まとめ>
主訴 上顎前突、過蓋咬合、叢生
診断名 上顎前突、叢生
主な装置 リンガルブラケット装置
     マルチブラケット装置  
抜歯部位 上顎左右第二大臼歯
     下顎左右第三大臼歯
治療期間 1年6ヶ月
治療費  96.8万+税
リスク 歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等

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