症例紹介 part64 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)
この患者さんは、31才女性。
約2年前、
2021年12月
に矯正相談にいらした患者さんです。
「上顎前突」
「過蓋咬合」
「叢生」
を治したい
ということで来院されました。
訴えにずらりと専門用語が並びましたが
「歯科衛生士」をされている患者さんです。
2021年の12月に矯正相談
2021年12月,2023年1月に検査診断
2022年3月に上顎リンガルブラケット装置セット
2022年6月に下顎マルチブラケット装置セット
1年6ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。
初診時(2021年12月)と装置撤去時(2023年10月)の写真です。
正面
下から
上あご
下あご
右側
左側
問題点
・下顎骨の劣成長による上顎前突
・上顎前歯の軽度の叢生
・右下1抜歯済み(3 incisor)
下の前歯はすでに1本抜歯して矯正済み
という状態で来院されました。
治療方法にはいくつかの選択肢が考えられましたが
・上顎左右7の抜歯
・埋まっている萌出させて上顎左右8(親知らず)は配列
・アンカースクリューにより上顎歯列弓の後方移動
・下顎前歯3本のまま配列
・上顎前歯部IPR
という方針で治療することになりました。
7番抜歯というのはあまり多くはやりませんが
レントゲンで8番が7番抜歯した場所にスムーズに萌出する
と予測できた場合には有効な選択肢です。
ハーフリンガルで治療中はこのような見た目です。
これは2022年7月の写真で
上顎左右7抜歯後、まだ数ヶ月ですが
すでに片方8番(親知らず)が顔を出しています。
上顎左右8(親知らず)のコントロールもスムーズに進み
抜歯症例ですが1年6ヶ月という短期間で終了することができました。
保定もがんばりましょう!
治療方法:上顎左右7抜歯
使用装置:リンガルブラケット装置
マルチブラケット装置
これまでにかかった費用は
検査診断 3.5万
唾液検査 0.5万
装置料金 77万
アンカースクリュー2本 3.0万
調整費 10.8万(0.6万x18回)
保定装置料 2万
<症例情報まとめ>
主訴 上顎前突、過蓋咬合、叢生
診断名 上顎前突、叢生
主な装置 リンガルブラケット装置
マルチブラケット装置
抜歯部位 上顎左右第二大臼歯
下顎左右第三大臼歯
治療期間 1年6ヶ月
治療費 96.8万+税
リスク 歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等
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