お知らせ

2020.12.19

<治療終了>左下の犬歯が前に出ているのを治したい:ホワイトワイヤー


症例紹介 part28 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)

この患者さんは、初診時11才女性。
3年前の
2017年10月に
矯正相談にいらした患者さんです。

「左下の犬歯が前に出ているのを治したい」
ということで来院されました。

2017年の10月に矯正相談
2017年11月12月に検査診断
2018年2月にリンガルアーチと
セクショナルアーチ(部分的なブラケット)セット

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2018年2月

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2018年4月

左上の第二小臼歯が先天性の欠如で
左上の第一大臼歯が前方に移動してしまっていたので
その後ろから第二大臼歯が完全に萌出してしまう前に
まずは後方に第一大臼歯を移動しました。

そして
2018年6月にマルチブラケットセット

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2年9ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。
初診時(2017年10月)と装置撤去時(2020年11月)の写真です。

正面
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下から
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上あご
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下あご
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右側
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左側
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問題点
・下顎前歯部叢生
・左上5欠損
・正中(中心)の左方偏位(上3.0mm左、下1.0mm左)

患者さんの主訴は
「左下の犬歯が前に出ていること」
でしたが、
左上の5番目の歯がもともとないこと、
上下とも歯の中心が顔の中心より左にずれていること、
をご説明しご理解いただき
抜歯を含む全額矯正治療をすることになりました。

通常、12歳臼歯(第二大臼歯)が萌出するのを待って
マルチブラケット装置での治療を開始するのですが
この症例では前述の通り
「左上の第二小臼歯が先天性の欠如で
左上の第一大臼歯が前方に移動してしまっていたので
その後方に第二大臼歯が完全に萌出してしまう前に
まずは後方に第一大臼歯を移動する」
必要がありました。

そこからは奥歯が前にこないように
ホールディングアーチという装置で固定した上で
右上4、下顎左右5抜歯を行い
マルチブラケット装置による治療を行いました。

抜歯が必要だったのは
左右の対称性を整え
顔の中心に歯の中心をぴったり(上も下も)
合わせるためです。

実際、中心を合わせるのは少々苦慮しましたが
装置セットから2年9ヵ月
マルチブラケットセットからだと2年3ヵ月
で装置撤去できました。

中心もビシッとあって
とても美しい咬み合わせに仕上がりました。

保定も頑張りましょう!

治療方法:右上4、下顎左右5抜歯
使用装置:
リンガルアーチ
ホールディングアーチ
マルチブラケット装置

これまでにかかった費用は
検査診断 3.5万
唾液検査 0.5万
装置料金 60万
ホワイトワイヤー 6万(上下顎)
調整費 15万(0.5万x30回)
保定装置料 2万

<症例情報まとめ>
主訴 下顎前歯部叢生
診断名 下顎前歯部叢生、左上第二小臼歯先天性欠如、正中の左方偏位
年齢 11歳
主な装置 マルチブラケット装置
抜歯部位  右上4、下顎左右5抜歯
治療期間 2年9ヶ月
治療費  85万+税
リスク 歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等

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