症例紹介 part98 です。
（患者さんに掲載の許可をいただいております）

この患者さんは、初診時15才男性。

約2年半前、
2022年8月
に矯正相談にいらした患者さんです。

「前歯の歯並びを治したい」
ということで来院されました。

2022年の8月に矯正相談

下顎前突傾向があり
15才男性
ここから下顎が成長すると
まだ２期治療を開始できないので
半年後に来院していただくことにしました。

2023年3月に再相談
下顎骨の成長は止まったと判断し

2023年3月,4月に検査診断
2023年5月に上顎マルチブラケット装置セット
2022年9月に下顎リンガルブラケット装置セット

1年6ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。

初診時（2023年3月）と装置撤去時（2024年11月）の写真です。

正面

下から

上あご

下あご

右側

左側

問題点
・骨格的下顎前突
・上顎前歯部叢生（上顎中切歯翼状捻転）
・下顎左右２先天欠如

治療方針：
・非抜歯
・下顎前歯IPRの可能性

治療方法：
・非抜歯

使用装置：上下顎マルチブラケット装置

非抜歯での治療なので
抜歯矯正よりも
正中を合わせたり
臼歯の位置関係を調整するのが
難しいことも多いのですが
顎間ゴムを頑張っていただいた結果
IPRも最小限で
機能的な咬合を獲得することができました。

保定も頑張りましょう。

これまでにかかった費用は
検査診断　4.0万
唾液検査　0.5万
装置料金　62万
ホワイトワイヤー　3万
調整費　8.5万（0.5万x17回）
保定装置料　3万

＜症例情報まとめ＞
主訴　　上顎前歯部叢生
診断名　上顎前歯部叢生、骨格性の下顎前突
主な装置　マルチブラケット装置
抜歯部位　非抜歯
治療期間　1年6ヶ月
治療費　　81万＋税
リスク　歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等

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