症例紹介 part110 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)
この患者さんは、初診時27才女性。
約3年前、
2022年6月
に矯正相談にいらした患者さんです。
「下の歯並びが気になる」
「上下の歯の中心のずれが気になる」
ということで来院されました。
2022年6月に矯正相談
2022年11月に2回目の矯正相談
2022年11月12月に検査診断
2023年2月に下顎マルチブラケット装置セット
2023年3月に上顎リンガルブラケット装置セット
2年4ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。
初診時(2022年11月)と装置撤去時(2025年6月)の写真です。
正面
下から
上あご
下あご
右側
左側
問題点
・骨格的上顎前突
・下顎骨の右側偏位
・下顎前歯部叢生
・上顎左右中切歯が連結冠
治療方針:
・上顎左右4抜歯
・右下5、左下4抜歯
・右上臼歯部に固定源としてアンカースクリュー
・下顎前歯部IPR
治療方法:
・上顎左右第一小臼歯抜歯
・右下第二小臼歯抜歯、左下第一小臼歯抜歯
使用装置:上顎リンガルブラケット装置
下顎マルチブラケット装置
アンカースクリュー
骨格的な下顎骨の右側偏位が大きく
上下の中心を合わせるのが困難かと考えられましたが
一致させるという目標が達成できました。
また、上顎左右中切歯2本が連結冠(つながっている被せ物)
であり、通常は外して単独冠にして矯正治療を行うことが
ほとんどではありますが
想定20万円の被せ物でしたので‥
連結冠のまま治療を試みました。
治療中、それに伴う若干の問題もあった訳ですが
装置装着2年4ヶ月で無事撤去できました。
保定も頑張りましょう
これまでにかかった費用は
検査診断 4.0万
唾液検査 0.5万
装置料金 77万
アンカースクリュー1本 1.5万
調整費 18万(0.6万x30回)
保定装置料 3万
<症例情報まとめ>
主訴 下顎前歯部叢生、下顎骨の右方偏位
診断名 上顎前突、下顎骨右方偏位、下顎前歯部叢生
主な装置 上顎リンガルブラケット装置
マルチブラケット装置
アンカースクリュー
抜歯部位 上顎左右第一小臼歯
右下第二小臼歯、左下第一小臼歯
治療期間 2年4ヶ月
治療費 104万+税
リスク 歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等
札幌 桑園 矯正歯科egao 笑顔