症例紹介 part89 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)
この患者さんは、初診時27才女性。
現役の歯科衛生士さんです。
約2年半前、
2022年3月
に矯正相談にいらした患者さんです。
「上顎前突を治したい」
「下顎の叢生を治したい」
ということで来院されました。
2022年の3月に矯正相談
2022年3月,5月に検査診断
2022年7月に下顎マルチブラケット装置セット
2022年9月に上顎リンガルブラケット装置セット
2年0ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。
初診時(2022年3月)と装置撤去時(2024年7月)の写真です。
正面
下から
上あご
下あご
右側
左側
問題点
・骨格的上顎前突(下顎骨の劣成長)
・過蓋咬合
・上下顎前歯唇側傾斜
・下顎前歯部叢生
治療方針:
・上顎左右4抜歯
・右下5、左下4抜歯
・下顎前歯2.0mm後退
・上顎前歯10.0mm後退
・上顎の固定源にアンカースクリューを使用する
(口蓋正中)
治療方法:
・上顎左右第一小臼歯抜歯
・右下第二小臼歯、左下第一小臼歯抜歯
・右上6(失活歯)は近心を削合
使用装置:上顎ハーフリンガルブラケット装置
下顎マルチブラケット装置
アンカースクリュー
「上顎前歯の突出度」
「前歯の咬み合わせの深さ」
どちらも比較的大きく
歯根の移動量が大きいため
治療には3年はかかる
と想定していましたが
歯の動きが非常によく
2年で終えることができました。
保定も頑張りましょう。
これまでにかかった費用は
検査診断 3.5万
唾液検査 0.5万
装置料金 77万
アンカースクリュー 2本 3万
調整費 13.5万(0.5万x27回)
保定装置料 3万
<症例情報まとめ>
主訴 上下顎前歯部叢生
診断名 上下顎前歯部叢生、骨格性の下顎前突、左上2の先天欠如
主な装置 ハーフリンガルブラケット装置、アンカースクリュー
抜歯部位 右上第一小臼歯
下顎左右第一小臼歯
治療期間 2年4ヶ月
治療費 100.5万+税
リスク 歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等
札幌 桑園 矯正歯科egao 笑顔