症例紹介 part88 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)
この患者さんは、初診時30才女性。
約2年半前、
2021年12月
に矯正相談にいらした患者さんです。
「出っ歯を治したい」
「上下ともガタガタを治したい」
ということで来院されました。
2021年の12月に矯正相談
2022年1月,2月に検査診断
2022年4月に下顎マルチブラケット装置セット
2022年6月に上顎リンガルブラケット装置セット
2年4ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。
初診時(2022年1月)と装置撤去時(2024年8月)の写真です。
正面
下から
上あご
下あご
右側
左側
問題点
・骨格的下顎前突(上顎骨の劣成長)
・上下顎前歯部叢生
・左上2先天欠如
・右上4失活歯(神経のない歯)
治療方針:
・右上4失活歯の抜歯
・下顎左右4抜歯
・上下前歯とも3.0mm後退
・右上の固定源にアンカースクリューを使用する
治療方法:
・右上第一小臼歯抜歯
・下顎左右第一小臼歯抜歯
使用装置:上顎ハーフリンガルブラケット装置
下顎マルチブラケット装置
アンカースクリュー
右上4は失活歯(神経のない歯)だったので抜歯。
左上はもともと側切歯が先天欠如のため
1本歯が少ないため抜歯せず。
下顎は前歯部の叢生を改善するため
左右とも第一小臼歯を抜歯しました。
左上側切歯部には犬歯が
犬歯部には代わりに第一小臼歯を配列しました。
2年4ヶ月で
機能的な咬合を達成できました。
保定も頑張りましょう。
これまでにかかった費用は
検査診断 3.5万
唾液検査 0.5万
装置料金 77万
ホワイトワイヤー(下顎のみ) 3万
アンカースクリュー 1本 1.5万
調整費 15万(0.5万x30回)
保定装置料 3万
<症例情報まとめ>
主訴 上下顎前歯部叢生
診断名 上下顎前歯部叢生、骨格性の下顎前突、左上2の先天欠如
主な装置 ハーフリンガルブラケット装置、アンカースクリュー
抜歯部位 右上第一小臼歯
下顎左右第一小臼歯
治療期間 2年4ヶ月
治療費 103.5万+税
リスク 歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等
札幌 桑園 矯正歯科egao 笑顔