症例紹介 part87 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)
この患者さんは、初診時33才男性。
約2年半前、
2022年3月
に矯正相談にいらした患者さんです。
「下の前歯4本のガタガタを治したい」
「全体的に治したい」
ということで来院されました。
2022年の3月に矯正相談
2022年3月,4月に検査診断
2022年5月に上顎マルチブラケット装置セット
2022年7月に下顎マルチブラケット装置セット
2年2ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。
初診時(2022年4月)と装置撤去時(2024年7月)の写真です。
正面
下から
上あご
下あご
右側
左側
問題点
・上下前歯部叢生
・右上3低位唇側転位(外傷により破折)
・下顎骨の軽度左方偏位
治療方針:
・右上3、左上4抜歯
・右下4、左下5抜歯
・右上8抜歯
・上顎前歯は5.0mm後方に移動する
・下顎前歯は2.0mm後方に移動する
・左上の固定源にアンカースクリューを使用する
治療方法:
・右上犬歯、左上第一小臼歯抜歯
・右下第一小臼歯、左下第二小臼歯抜歯
使用装置:上下顎マルチブラケット装置
アンカースクリュー
右上犬歯は歯冠が破折していた(修復ずみ)
ので抜歯として
右上犬歯部には代わりに第一小臼歯を配列しました。
2年ちょっとで
機能的な咬合を達成できました。
保定も頑張りましょう。
これまでにかかった費用は
検査診断 3.5万
唾液検査 0.5万
装置料金 62万
ホワイトワイヤー(上顎のみ) 3万
アンカースクリュー 1本 1.5万
調整費 14万(0.5万x28回)
保定装置料 3万
<症例情報まとめ>
主訴 下顎前歯叢生
診断名 上下顎前歯部叢生、左上犬歯低位唇側転位
主な装置 マルチブラケット装置、アンカースクリュー
抜歯部位 右上犬歯、左上第一小臼歯
右下第一小臼歯、左下第二小臼歯
治療期間 2年2ヶ月
治療費 87.5万+税
リスク 歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等
札幌 桑園 矯正歯科egao 笑顔