症例紹介 part85 です。
（患者さんに掲載の許可をいただいております）

この患者さんは、初診時14才女性。

約3年前、
2021年8月
に矯正相談にいらした患者さんです。

「すべて気になる」
ということで来院されました。

2021年の8月に矯正相談
2021年8月,10月に検査診断
2022年1月に上顎マルチブラケット装置セット
2022年4月に下顎マルチブラケット装置セット

2年6ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。

初診時（2021年8月）と装置撤去時（2024年7月）の写真です。

正面

下から

上あご

下あご

右側

左側

問題点
・上下顎前歯部叢生
・左側上下第二大臼歯シザーズバイト
・左上側切歯先天欠如

治療方針：
・右上第一小臼歯を抜歯
・下顎左右第一小臼歯抜歯
・上顎前歯は3.0mm後方に移動する
・下顎前歯は3.0mm後方に移動する
・上下顎正中を一致させる

治療方法：
・右上、下顎左右第一小臼歯抜歯
・リンガルアーチでシザーズバイトの改善

使用装置：上下顎マルチブラケット装置
　　　　　リンガルアーチ
　　　　　
まずはリンガルアーチで
左側第二大臼歯部のシザーズバイトの
被蓋改善を行い
治療を進めました。

左上２先天欠如のため
左上は犬歯が側切歯の位置に
第一小臼歯が犬歯の位置に
配列されています。

2年半で機能的な咬合を達成できました。
保定も頑張りましょう。

これまでにかかった費用は
検査診断　3.5万
唾液検査　0.5万
装置料金　62万
調整費　12万（0.5万x24回）
保定装置料　3万

＜症例情報まとめ＞
主訴　　叢生
診断名　上下顎前歯部叢生、左側臼歯部シザーズバイト、左上側切歯先天欠如
主な装置　マルチブラケット装置、リンガルアーチ
抜歯部位　右上第一小臼歯、下顎左右第一小臼歯
治療期間　2年6ヶ月
治療費　　81万＋税
リスク　歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等

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