お知らせ

2024.07.19

上の前歯が出ているのを治したい:通常のワイヤー


症例紹介 part82 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)

この患者さんは、初診時13才女性。

約2年前、
2022年7月
に矯正相談にいらした患者さんです。

「上の前歯が出ているのを治したい」
ということで来院されました。

2022年の7月に矯正相談
2022年8月,9月に検査診断
2022年10月に上顎マルチブラケット装置セット
2023年4月に下顎マルチブラケット装置セット

1年7ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。

初診時(2022年8月)と装置撤去時(2024年5月)の写真です。

正面
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下から
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上あご
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下あご
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右側
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左側
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問題点
・上顎前突
・上顎前歯の唇側傾斜
・上顎前歯部叢生
・左上1(中切歯)が大きい

治療方針:
上顎左右第一小臼歯を抜歯し
上顎前歯を8.0mm後方に移動する
下顎前歯は前後的位置をできるだけ変えない

治療方法:
・上顎左右4抜歯
・アンカースクリューで上顎の加強固定

使用装置:上下顎マルチブラケット装置
     アンカースクリュー
     
上顎左右臼歯部にアンカースクリューを使用し
小臼歯を抜歯したスペースのほぼすべてを
前歯が下がるために利用しました。

アンカースクリューは
10代の女子は骨が柔らかいため
脱落率やや多いと言われていますが
問題なく使える場合も多いため
当院では相談の上で
使用することもあります。

この患者さんの場合は
一度もアンカースクリューが脱落することなく
治療を終了しました。

前歯の後退量が多かったのですが
中学生で歯の動きが非常に早く
2年以内で機能的な咬合を達成できました。
保定も頑張りましょう。

これまでにかかった費用は
検査診断 4万
唾液検査 0.5万
装置料金 62万
アンカースクリュー2本 3万
調整費 10万(0.5万x20回)
保定装置料 3万

<症例情報まとめ>
主訴  上顎前突
診断名 上顎前突、上顎前歯唇側傾斜、上顎前歯部叢生
主な装置 マルチブラケット装置、アンカースクリュー
抜歯部位 上顎左右第一小臼歯
治療期間 1年7ヶ月
治療費  82.5万+税
リスク 歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等

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