症例紹介 part81 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)
この患者さんは、初診時33才女性。
約2年前、
2022年4月
に矯正相談にいらした患者さんです。
「八重歯を治したい」
「左上の2が後方にある」
ということで来院されました。
2022年の4月に矯正相談
2022年5月,6月に検査診断
2022年7月に上顎マルチブラケット装置セット
2023年6月に下顎マルチブラケット装置セット
1年10ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。
初診時(2022年5月)と装置撤去時(2024年5月)の写真です。
正面
下から
上あご
下あご
右側
左側
問題点
・上顎前歯部叢生
・左上2の口蓋側転位
治療方針:
非抜歯で並べる
上顎前歯、下顎前歯とも前後的な位置は変えない
そのため、上顎の臼歯部にアンカースクリューを使用する
IPRも必要に応じて行う
治療方法:
・非抜歯
・アンカースクリューで上顎の臼歯の遠心移動
・IPR
使用装置:上下顎マルチブラケット装置
アンカースクリュー
上顎左右臼歯部にアンカースクリューを使用し
奥歯が後方に移動して前歯を前に出さずに
デコボコが取れるようにしていきます。
上の前歯部はそれでも並び切らないため
また、下顎とのバランスを考え
IPRを行っています。
歯を抜かなかったこともあり、
2年以内で
機能的な咬合を達成できました。
保定も頑張りましょう。
これまでにかかった費用は
検査診断 4万
唾液検査 0.5万
装置料金 62万
ホワイトワイヤー上下 6万
アンカースクリュー2本 3万
調整費 11万(0.5万x22回)
保定装置料 3万
<症例情報まとめ>
主訴 上顎犬歯唇側転位、左上2口蓋側転位
診断名 上顎前歯部叢生、左上2口蓋側転位
主な装置 マルチブラケット装置、アンカースクリュー
抜歯部位 なし
治療期間 1年10ヶ月
治療費 89.5万+税
リスク 歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等
札幌 桑園 矯正歯科egao 笑顔