症例紹介 part59 です。
（患者さんに掲載の許可をいただいております）

この患者さんは、18才女性。

約3年前、
2020年6月
に矯正相談にいらした患者さんです。

「上の前歯が出ているのと上下前歯のデコボコを治したい」
ということで来院されました。

2020年の6月に矯正相談
2020年7月8月に検査診断
2020年10月に上顎マルチブラケット装置セット
2020年12月に下顎マルチブラケット装置セット

2年9ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。

初診時（2020年6月）と装置撤去時（2023年7月）の写真です。

正面

下から

上あご

下あご

右側

左側

問題点
・上顎前突
・上下顎前歯部叢生
・歯の大きさが大きい

下の前歯の前後的位置は変えない
上の前歯は7.0mm後退させる

上記を目標として

上顎左右第一小臼歯抜歯
下顎左右第二小臼歯抜歯
上顎は加強固定としてアンカースクリュー使用

以上の方針で治療を行いました。

今回は矯正治療に先立ち
一般歯科にて虫歯の治療をしていただきました。

はじめの半年間はブラケットの脱落が頻発し
通院回数が多くなりご迷惑をおかけしましたが
協力的に通院していただき
2年9ヶ月で無事に装置撤去できました。

下顎前歯のデコボコは戻りやすいので
canine to canine
という固定式の保定装置を装着しています。
上顎は取り外し可能なマウスピースタイプの保定装置です。

保定もがんばりましょう！

治療方法：上顎左右第一小臼歯抜去
　　　　　下顎左右第二小臼歯抜去
使用装置：マルチブラケット装置
　　　　　アンカースクリュー

これまでにかかった費用は
検査診断　3.5万
唾液検査　0.5万
装置料金　62万
アンカースクリュー2本　1.5×2=3万
ホワイトワイヤー上下顎　6万
調整費　16.5万（0.5万x33回）
保定装置料　2万

＜症例情報まとめ＞
主訴　上顎前突、上下顎前歯部叢生
診断名　上顎前突、上下顎前歯部叢生
年齢　18歳
主な装置　マルチブラケット装置
　　　　　アンカースクリュー
抜歯部位　上顎左右第一小臼歯
　　　　　下顎左右第二小臼歯
治療期間　2年9ヶ月
治療費　　93.5万＋税
リスク　歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等

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