症例紹介 part46 です。
（患者さんに掲載の許可をいただいております）

この患者さんは、初診時14才女性。
当院では（どこでも？）意外と少ない中学生での矯正スタートでした。

約2年前
2020年3月に
矯正相談にいらした患者さんです。
「上下の前歯が綺麗に並んでいない」
ということで来院されました。

2020年3月4月に検査診断
2020年5月にマルチブラケット装置セット

まさにコロナ禍開始のタイミングでのスタート
まさかずっとマスクをしているとはこの時は思ってもいませんでしたね…

ちょうど2年0ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。

コロナの終息はまだ先のようですので
「コロナ禍の2年で矯正治療が終了した」
という症例です。
早く脱マスクの時代が訪れるのを待つばかりです…

初診時（2020年3月）と装置撤去後（2022年5月）の写真です。

正面

下から

上あご

下あご

右側

左側

この患者さんの「問題点」は
検査の結果

・上下顎前歯部叢生
・上下顎前突

治療計画としては

・上下顎左右４（第一小臼歯）の抜歯
・下顎前歯5.0mm後退、上顎前歯6.0mmの後退
・口蓋正中部にアンカースクリュー

としました。

アンカースクリューは
一番よく埋入するほっぺた側だと
10代女性は骨が柔らかく
若干脱落しやすい
というデータがあるので
今回は成功率を優先して
口蓋正中部に埋入しました。

無事に治療期間を通してスクリューが脱落することなく
上顎の前歯を十分後ろに下げることができました。

保定も頑張りましょう。

中学生は勉強に部活にと大変忙しい時期ですが
月に１回の通院の時間を
なんとか頑張っていただくと
「素敵な歯並びの高校時代」
が待っています！

歯の動きも早い傾向があります。
オススメです、笑

もちろん、大学生まで待ってからでも大丈夫です
矯正の患者さんの数は小学生の次のピークは大学生です。

治療方法：上下顎左右第一小臼歯抜歯
使用装置：マルチブラケット装置、アンカースクリュー

これまでにかかった費用は
検査診断　3.5万
唾液検査　0.5万
装置料金　65万（上顎のみホワイトワイヤー）
アンカースクリュー2本　3万
調整費　12.5万（0.5万x25回）
保定装置料　2万

＜症例情報まとめ＞
主訴　上下顎前歯叢生　
診断名　上下顎前歯叢生、上下顎前突
年齢　14歳
主な装置　マルチブラケット装置
　　　　　アンカースクリュー
抜歯部位　上下顎左右第一小臼歯
治療期間　2年0ヶ月
治療費　　86.5万＋税
リスク　歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等

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