お知らせ

2020.03.08

<治療終了>下の前歯のでこぼこと乳歯が残っていることが気になる:ハーフリンガルブラケット矯正


症例紹介 part21 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)

この患者さんは、33才女性。
約3年前、
2017年1月
に矯正相談にいらした患者さんです。

「下の前歯の凸凹と下顎に乳歯が残っているのが気になる」
ということで来院されました。

2017年の1月に矯正相談
2017年2月で検査診断
2017年3月下顎マルチブラケット装置セット
2017年6月に上顎リンガルブラケットセット

2年9ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。

初診時(2017年1月)と装置撤去時(2019年12月)の写真です。

正面
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下から
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上あご
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下あご
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右側
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左側
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問題点
・前歯部切端咬合
・両側犬歯部交叉咬合
・下の前歯の凸凹
・下顎左右第二小臼歯の先天性欠如(第二乳臼歯残存)

・前歯部切端咬合
・両側犬歯部交叉咬合
というのが機能的に実はとても問題があります。
顎を前方や側方に動かす時に、
奥歯だけがぶつかるので、
奥歯がすべてすり減ってしまっていました(咬耗)。
まだ若いので大丈夫なのですが、
高齢になった時に
歯を失う可能性が非常に高い噛み合わせです。

それらの問題点を改善するために、
下顎左右第二乳臼歯を抜歯

下顎の大臼歯を近心に移動するための固定源として
歯科矯正用アンカースクリューも使用しています。

抜歯したスペースが9.0mm程度と大きいため
矯正治療も3年近くかかりましたが
見た目も機能的にも良くなりました。

保定も頑張りましょう。

ホームページでハーフリンガルブラケット症例をご紹介するのは
初めてなので治療中の写真もご紹介しておきます。

リンガルブラケット装着時
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ハーフリンガルなので、下は唇側のブラケットです。
下顎に両側とも歯科矯正用アンカースクリューを埋入しています。

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リンガルブラケット撤去前
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治療方法:下顎左右第二乳臼歯抜歯
使用装置:マルチブラケット装置(上顎リンガルブラケット装置)
     歯科矯正用アンカースクリュー

これまでにかかった費用は
検査診断 3.5万
唾液検査 0.5万
装置料金 73万(55+裏側15+ホワイト3)
歯科矯正用アンカースクリュー 3.0万
調整費 20.4万(0.6万x34回)
保定装置料 2万

<症例情報まとめ>
主訴 下顎前歯叢生
診断名 切端咬合、下顎前歯叢生、下顎左右第二小臼歯の先天性欠如
年齢 33歳
主な装置 マルチブラケット装置(上顎リンガルブラケット装置)
     歯科矯正用アンカースクリュー
抜歯部位 下顎左右第二乳臼歯
治療期間 2年9ヶ月
治療費  102.4万+税
リスク 歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等

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