症例紹介 part18 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)
年末にギリギリで装置を撤去できた患者さんを
ご紹介します。
この患者さんは、26才女性。
約2年前、
2018年の3月に矯正相談にいらした患者さんです。
「上の前歯が前に出ているのが気になる」
「以前(高校生の時)4本歯を抜いて矯正治療したけれど歯が動いてしまった」
ということで来院されました。
2018年の3月に矯正相談
3月4月で検査診断
2018年7月にマルチブラケット装置セット
1年5ヶ月経過してこのたび無事ブラケット撤去しました。
初診時(2018年3月)と装置撤去時(2019年12月)の写真です。
正面
下から
上あご
下あご
右側
左側
問題点
・上下前歯のでこぼこ
・上下側方歯の前方への傾斜
・上下左右小臼歯抜歯済み
すでに小臼歯4本抜歯済なので、
もう抜歯という方法はとれません。
それらの問題点を改善するために、
歯科矯正用アンカースクリューを用いて
上顎は歯列全体を後方移動
下の前歯はIPRを行なっています。
歯列全体の後方移動はこのような方法で行いました。
上が2018年7月
下が2019年6月の写真です。
バンドのついている歯(第一大臼歯)と
歯科矯正用アンカースクリューの
位置関係が変わっているのがわかりますか?
歯列全体を後方に移動したので
少し口元を下げることができました。
保定も頑張りましょう。
治療方法:下顎前歯部IPR
使用装置:マルチブラケット装置、歯科矯正用アンカースクリュー
これまでにかかった費用は
検査診断 3.5万
唾液検査 0.5万
装置料金 60万
ホワイトワイヤー 6万
歯科矯正用アンカースクリュー 3万(1.5×2本)
調整費 9万(0.5万x18回)
保定装置料 2万
<症例情報まとめ>
主訴 上下顎前歯部叢生、上顎前突
診断名 前歯部叢生、上顎前突
年齢 26歳
主な装置 マルチブラケット装置(ホワイトワイヤー)歯科矯正用アンカースクリュー
抜歯部位 下顎左右第三大臼歯
治療期間 1年5ヶ月
治療費 84万+税
リスク 歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等
札幌 桑園 矯正歯科egao 笑顔