こんにちは。
院長の生野です。
前回の記事に「バイオネーター」という単語を出してしまいました。
なんのことやら??
と多くの方は思うでしょうから、
その説明をさせていただきます。
こんな装置です。
お口に入れるとこんな感じです。
ちょっとわかりにくいですかね?
夜寝る時に、これを装着してもらいます。
どんな患者さんが対象になるかというと
「上顎前突(出っ歯)」の患者さんで
どちらかというとその原因が「下顎が小さい」ことにある場合です。
この「バイオネーター」を使用すると
下顎を前に出した状態でしか口を閉じられません。
下顎を前に出した状態にすることで、
下顎の成長が起こる顎の関節に刺激を与え
その結果、
下顎の前方への成長の促進を期待するわけです。
「期待する」と書いたのは
とても上手に成長を促進できることもあるし、
そううまくいかない場合もあるということです。
これには残念ながら個人差があります。
ただ、下顎の成長期に合わせて使用すると、
結果が出ることが多いので当院でも使用しています。
この「バイオネーター」に拡大ネジを組み合わせて、
顎の側方への拡大も同時に行うこともあります。
前歯の凸凹も同時に治していきたい場合にそうします。
ちょっと難しい内容でしたか??
「上顎前突(出っ歯)」の原因は
上あごが大きいのではなくて、
「下あごが小さい」ということも多くあります。
というのが今回の記事のポイントでしょうか。
インフルエンザが猛威を振るっているという全国ニュースも聞きます。
みなさん、手洗いうがいをしっかりして予防してくださいね。
札幌 桑園 矯正歯科egao 笑顔