症例紹介 part6 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)
この患者さんは
「上の前歯が下の歯の後ろに生えてしまった」
ということで来院されました。
初診時(2016年11月)と1年後(2017年11月)の写真です。
正面
上あご
下あご
側方(左側)
左上の前歯が前に出ています。
どんな装置で治したのかというと
「リンガルアーチ」という装置です。
とても単純な装置で、
上顎の歯の後ろ側から細い針金で歯を前に押しています。
この装置は取り外しできないので24時間歯を押し続けてくれます。
するとすると…
今回はわずか1ヶ月で左上の歯は下の歯より前に出てきました。
下の2つ目の写真は2017年1月のもので
装置をセット(2016年12月)してから約1ヶ月後です。
「初診時」
「リンガルアーチをセットして1ヶ月後」
その後、この患者さんは「バイオネーター」という装置を使って治療を続けています。
左上の前歯を押し出すだけなら、今回は約1ヶ月で済みましたが、
他の問題もさらに改善して、より良い咬み合わせを目指して頑張ってもらっています。
現在、矯正治療を始めて約1年ですが、あと半年くらいで
「上の側切歯がきちんと並ぶスペース」と「下の前歯がきちんと並ぶスペース」を作ってあげて、
あとは側方歯が生え変わるのを待つ予定です。
子供の矯正治療はだいたい2年くらい、必要な装置をつけて歯並びを整え
側方歯が生え変わるのを待つことが多いです(もちろん個人差はありますが)。
同じような問題をお子様が抱えていましたら、まずはお気軽にご相談下さい!
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