お知らせ

2017.04.10

矯正治療はどこで受けるべきでしょうか?


こんにちは。
院長の生野です。

今回の話題は、「矯正治療をどこで受けるべきか?」というお話です。

当院にご相談にいらっしゃった患者さまに質問をされました。

「矯正は小児歯科でもできるのですか?」と。

難しい質問です。YESともNoとも言いにくいのです。

ただし、次の質問には答えられます。

「矯正はどこでやるのがオススメですか?」

親、兄弟、親戚、友人に聞かれても間違いなく、こう答えます。

「日本矯正歯科学会の認定医の先生のところです」と。

日本矯正歯科学会の認定医は簡単には取得できません。

認定医取得の道のりは長く、
6年間の大学歯学部を卒業し、
歯科医師国家試験に合格し(私の受験した年は合格率68.9% ←意外と難関 )
歯科医師免許を取得したあと、
H18年から必修化された、研修医を1年間します。
ここまでは歯科医師ならみんな一緒ですが、
その後、
学会指定の基本研修機関(主に大学病院)における矯正歯科基本研修2年以上、
臨床研修は、基本研修の期間を含めて合計5年以上、
基本研修の症例を含めて合計150症例以上の矯正歯科治療の研修を受けなくてはいけません。

年間研修時間 1,320 時間(220 日)以上、と決められており
5年間研修時間 6,600 時間(1100 日)以上ということになります。
その間、「矯正歯科」のみを必死に勉強することになります。
「矯正歯科」に関連する研究を行い、論文も書かなくてはいけません(次のブログでご紹介します)。

最後に、認定医試験(症例の提出と口頭試問)にクリアして、
やっとやっと、晴れて認定医になれます。

なので「日本矯正歯科学会認定医」の先生は
矯正治療の実力が「所属していた大学の矯正科の教授や、学会の先生方に保証されている」
と言えるのです。

なので私は

「矯正はどこでやるのがオススメですか?」

と聞かれたら、「日本矯正歯科学会の認定医の先生のところです」とお答えするのです。

さて、こんな質問も受けます。

何軒か「認定医」の先生の相談をすでに受けてきた患者さんで

「どこの先生も説明が少し違うのです、どこを選べばいいのですか?」と。

私は

「是非egaoで」と言うに決まっていますが(笑)

その答えを除外するなら

「認定医であれば、どこでも大丈夫です」とお答えしたいと思います。

「認定医」を選んで相談にいらっしゃっている患者さんはその時点で「正解」だと思うのです。

あとは、

「この先生やこのスタッフになら治療してもらってもいい!」

「この医院になら気持ちよく通えそうだ!」

というフィーリングを大切にして決めていただければと思います。

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