お知らせ

2022.11.30

上の前歯のでこぼこと出ているのを治したい(先天性欠如あり):ホワイトワイヤー


スペイン戦が明後日に迫ってきました。
コスタリカ戦は残念でしたが
これでどちらも本気で闘わないといけないので
とても面白い試合になりそうです。
それはそれで楽しみが増えたと前向きに捉えます!

症例紹介 part53 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)

この患者さんは、初診時26才女性。

2020年3月に
矯正相談にいらした患者さんです。
「上の前歯をきれいにしたい」
ということで来院されました。

2020年4月に検査診断
2020年5月にマルチブラケット装置セット

2年5ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。

初診時(2020年4月)と装置撤去後(2022年10月)の写真です。

正面
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下から
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上あご
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下あご
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右側
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左側
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この患者さんの「問題点」は
検査の結果

・上顎前歯部叢生
・下顎前歯2本少ない(先天性欠如)

でした。

下の前歯が元々2本少ないために
上下の骨格的なバランスは良く
奥歯の前後的な位置関係も良いのに
上の前歯が前に出ている
という状態です。

治療方針としては

・上顎左右4(第一小臼歯)の抜歯
・下顎は非抜歯
・下顎前歯の位置不変(必要に応じてIPR)、上顎前歯5.0mm後退
・上顎左右臼歯部にアンカースクリュー

としました。

前歯を下げるために上顎の左右小臼歯を抜いて
奥歯が前に移動しないように
アンカースクリューを固定源としています。

少し空隙の閉鎖に時間がかかった印象ですが
2年5ヶ月で装置撤去できました。
保定も頑張りましょう!

矯正相談で先天性欠如がある患者さんにはご説明していますが
歯の数が少ない(先天性欠如)はそんなにめずらしいことではありません。

10人に1人は先天性欠如
という研究結果があります。
意外と多いですよね?!

「日本人小児の永久歯先天性欠如に関する疫学調査」

足りない歯がどの歯かによって治し方は様々ですが
できるだけ良い治し方を考えて治療していきます。

学校検診や定期検診の歯医者さんで指摘された場合は
まずはお気軽にご相談ください。

治療方法:上顎左右第一小臼歯抜歯
使用装置:マルチブラケット装置、アンカースクリュー

これまでにかかった費用は
検査診断 3.5万
唾液検査 0.5万
装置料金 68万(上下ともホワイトワイヤー)
アンカースクリュー2本 3万
調整費 15.5万(0.5万x31回)
保定装置料 2万

<症例情報まとめ>
主訴 上顎前突、叢生
診断名 上顎前突、叢生、下顎前歯先天性欠如
年齢 26歳
主な装置 マルチブラケット装置
     アンカースクリュー
抜歯部位 上顎左右第一小臼歯
治療期間 2年5ヶ月
治療費  92.5万+税
リスク 歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等

札幌 桑園 矯正歯科egao 笑顔