お知らせ

2022.11.22

八重歯を治したい:通常のワイヤー


サウジアラビアがアルゼンチンを下しました!
そしてロスタイムが長すぎるので目を疑いました!

明日の日本vsドイツ、
益々楽しみになってきましたが
万が一にも日本が勝っていて
あのロスタイムの長さだと
もう耐えられないですね、笑

症例紹介 part52 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)

この患者さんは、初診時16才女性。

2020年7月に
矯正相談にいらした患者さんです。
「八重歯と横顔を治したい」
ということで来院されました。

2020年8月に検査診断
2020年12月にリンガルアーチセット
2021年2月にマルチブラケット装置セット

1年10ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。

初診時(2020年8月)と装置撤去後(2022年10月)の写真です。

正面
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下から
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上あご
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下あご
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右側
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左側
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この患者さんの「問題点」は
検査の結果

・骨格的な上顎前突(下顎が小さい)
・上下顎前歯部叢生
・上顎前歯の歯根が短い

でした。

まず下顎骨が小さく後方に位置しているので
「横顔」をより良くするのには
外科的矯正治療(手術を併せた治療)
という方法が選択肢としてありました。

ただし今回は
「外科的矯正治療はやりたくない」
という希望でしたので
矯正治療単独で治療を行いました。

また検査の結果、
「上顎前歯の歯根がかなり短い」
ということがわかり
矯正治療におけるわりとメジャーな副作用
「歯根吸収」に対する配慮が必要でしたが
リスクを承知で矯正治療を行うことを
選択されました。

治療方針としては

・上顎左右4(第一小臼歯)の抜歯
・下顎は非抜歯
・下顎前歯の位置不変(必要に応じてIPR)、上顎前歯4.0mm後退
・口蓋にアンカースクリュー(上顎臼歯部の圧下)

としました。

上顎臼歯部を圧下すると下顎骨が前方に回転し
僅かですが横顔の改善が期待できます。
(意味が分かりますか?ちょっと難しい表現ですみません)

まだ高校生で歯の動きも早く
1年10ヶ月で装置撤去できました。
保定も頑張りましょう!

治療方法:上顎左右第一小臼歯抜歯
使用装置:リンガルアーチ、マルチブラケット装置、
トランスパラタルアーチ、アンカースクリュー

これまでにかかった費用は
検査診断 3.5万
唾液検査 0.5万
装置料金 62万(通常のワイヤー)
アンカースクリュー2本 3万
調整費 11.5万(0.5万x23回)
保定装置料 2万

<症例情報まとめ>
主訴 上顎犬歯低位唇側転位、側貌
診断名 上顎前突(下顎後退)、叢生
年齢 16歳
主な装置 リンガルアーチ
     マルチブラケット装置
     トランスパラタルアーチ
     アンカースクリュー
抜歯部位 上顎左右第一小臼歯
治療期間 1年10ヶ月
治療費  82.5万+税
リスク 歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等

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