お知らせ

2022.02.05

左上の前歯が引っ込んでいる:通常のワイヤー


症例紹介 part40 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)

この患者さんは、初診時39才男性。
2年前の春
2020年3月に
矯正相談にいらした患者さんです。

「左上の前歯が引っ込んでいるのを治したい」
ということで来院されました。

2020年3月に矯正相談
2020年3月5月に検査診断
2020年6月にマルチブラケット装置セット

1年7ヶ月経過して無事ブラケット撤去しました。
初診時(2020年6月)と装置撤去後(2022年1月)の写真です。

正面
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下から
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上あご
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下あご
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右側
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左側
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この患者さんの「問題点」は
検査の結果

・切端咬合
・前歯部交叉咬合
・右下の前歯が失活歯(神経が死んでいる歯)

治療計画としては
1、上下ともIPRでスペースを確保(5.0mm程度)し配列する
2、上はIPRでスペースを確保(5.0mm程度)
下は右下前歯1本抜歯(5.5mm)してスペースを確保し配列する

の2通り考えられましたが、
右下の前歯が失活歯のため、
2の方針で行うこととしました。
ちなみに2のデメリットは
上下の中心が合わないことです。

1年7ヶ月で無事装置を撤去できました。
上下方向の歯の被さりを確保するために
顎間ゴムの使用が必要となり
とてもよく協力していただきました。
保定もがんばりましょう!

治療方法:右下1抜歯、上顎前歯部IPR
使用装置:マルチブラケット装置

これまでにかかった費用は
検査診断 3.5万
唾液検査 0.5万
装置料金 62万(通常のワイヤー)
調整費 9.5万(0.5万x19回)
保定装置料 2万

<症例情報まとめ>
主訴 叢生 
診断名 切端咬合、叢生
年齢 39歳
主な装置 マルチブラケット装置
抜歯部位 右下中切歯
治療期間 1年7ヶ月
治療費  77.5万+税
リスク 歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等

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