お知らせ

2019.05.09

小児期の夜型の生活習慣は虫歯のリスクを高める


こんにちは。
院長の生野です。

私の母校である北海道大学が
この記事のタイトルであります、

『小児期の夜型の生活習慣は虫歯のリスクを高める』

という研究結果を最近発表していたのでご紹介します!

今回発表された研究で

①「就寝時刻や夕食時刻が遅い子」
 「夕食を決まった時刻に食べていない子」
  は虫歯が多いことがわかりました。

夕食時刻と就寝時刻の間にも関係があり,
夕食を遅く食べる子は就寝時刻も遅いという結果でした。

夜型の生活習慣が良くないということですね!

②夜型の生活習慣が虫歯発生に及ぼす影響は,
 永久歯列をもつ小児より
 乳歯列をもつ小児の方が大きい
 ことがわかりました。

永久歯が生えてくるのは6歳前後ですので、
小学生になる前の未就学児は特に早く寝ないといけませんよ、
ということです。

これは、
年少児ほど睡眠や食事などの生活習慣の乱れが,
体のサーカディアンリズムに及ぼす影響が大きいこと
が原因と考えられます。

*サーカディアンリズムとは、
血圧や体温など体の機能にみられる約24時間周期のリズムのこと。

なぜ、①のように夜型の生活習慣だと虫歯になり易いかというと、
以下のように説明されています。

「虫歯(う蝕症)はミュータンスレンサ球菌を中心とする細菌が
糖質を摂取して産生する酸により起こる疾患ですが,
永久歯における虫歯の初発は多くの場合が小児期です。
夜型の生活習慣をもつ子は,夜遅くに食事や間食をします。
夜間は唾液が減少し防御機構が弱まるため,
細菌が増え,虫歯発生・進行のリスクが高まると考えられます。」

北大のホームページでは図も見られますので興味ある方はチェックしてみて下さいね!

こちら

当院でも、
矯正治療を開始される方すべてに
虫歯をつくらないようにするため
「唾液検査」「ブラッシング指導」
をしておりましたが
これからは「生活習慣の指導」
も取り入れさせていただきますね!

「egaoは虫歯予防の観点からも早寝早起きを推奨します!!」

我が子も早く寝かさなくては、笑
ついつい夜更かしになってしまうんですよね…(^_^;)

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