お知らせ

2018.04.03

口腔機能発達不全症 その2


こんにちは。院長の生野です。

前回の記事の続きですが、

「口腔機能発達不全症」の診断基準を列記してみます。
自分の勉強のためにも、笑

1 歯の萌出に遅れがある
2 機能的因子による歯列・咬合の異常がある
3 咀嚼に影響するう蝕がある
4 強く咬みしめられない
5 咀嚼時間が長すぎる、短すぎる
6 偏咀嚼がある
7 舌の突出(乳児嚥下の残存)がみられる(離乳完了後)
8 哺乳量・食べる量、回数が多すぎたり少なすぎたりムラがある等
9 構音に障害がある(音の置換、省略、歪みがある)
10 口唇の閉鎖不全がある(安静時に口唇閉鎖を認めない)
11 口腔習癖がある
12 舌小帯に異常がある
13 やせ、または肥満である(カウプ指数・ローレル指数)
14 口呼吸がある
15 口蓋扁桃等に肥大がある
16 睡眠時のいびきがある
17 上記以外の問題点(   )

の17項目です。
1~8 は「食べる」
9~12 は「話す」
13~17 は「その他」
の機能ということです。

さて、この17項目のうち、たった2項目以上該当すると
「口腔機能発達不全症」と診断する、らしいです。

うーん、
いろいろと疑問が生まれますが
まず1の「歯の萌出に遅れがある」
かなり個人差あると思いますけど、どれくらいで遅れとみなすの?
3ヶ月?6ヶ月?1年?

我が息子(3歳)も1,2,5,8が該当して
バッチリ「口腔機能発達不全症」と診断できそうですけど…

これはかなり多くの15歳以下が該当するのではないかと…
思います。

ちなみに矯正相談にいらっしゃる子はほぼ全員、該当します。
多くの場合、「口腔機能発達不全」なので歯並びが悪くなるということなのでしょうね。

17項目のうち、お子様はいくつ当てはまるか是非チェックしてみて下さいね。

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