お知らせ

2017.11.01

大人の前歯が反対に生えてきそう:上顎前方牽引装置(フェイスマスク)


症例紹介 part2 です。
(患者さんに掲載の許可をいただいております)

この患者さんは
「大人の前歯が反対に生えてきそう(元々子供の前歯が反対だった)」
ということで来院されました。

初診時(2016年10月)と1年後(2017年10月)の写真です。

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上の前歯はまだ見えてきたばかりでわかりにくいですが、
上の2番目の歯(側切歯)は下の前歯より後ろにありました。

1年後、上の前歯(中切歯)は無事に下の前歯より前に並んでいます。

この患者さんは、骨格的に上顎の方が下顎より小さいという検査結果だったため、
「上顎前方牽引装置(フェイスマスク)」を使って治療をしました。

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夜、寝る時にこれをつけてもらいます。

口の中には次のような取り外し可能な装置をつけてもらい、
先ほどのフェイスマスクからゴムを掛けてもらいます。

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上顎の成長が促進され、次のような変化が起こりました。

右側

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左側

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印をつけたところの上下の位置関係が移動したのがわかりますか??

上下の第2乳臼歯の印をつけたところが一致するくらいが
上顎と下顎の前後的なバランスの取れた位置となります。

ほぼ正常な状態に近づいていますね。

これも1年間、ほとんど毎日忘れずに装置を使ってくれた
患者さん自身の頑張りによるものです。

成果が出ると治療も楽しくなりますね。
まだ治療は続きますが、一緒に頑張りましょう!

さて、似たような悩みを抱えていらっしゃいませんか?

歯並びはいつ相談するのが良いのか?
とよく聞かれますが、
「気になった時」とお答えしております。
どうぞお気軽にご相談下さい。

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