お知らせ

2017.10.22

前歯の生える隙間がない:床拡大装置(床矯正装置)


こんにちは院長の生野です。

当院では通常、1年に一度、
「写真・レントゲン・歯型取り」
をして
「治療の評価・今後の治療方針の決定」
行います。

開院して1年経ちましたので
やっとそういう患者さんが出てきました。

掲載の許可をいただけた患者さんの口腔内写真を
こちらでご紹介していこうと思います。

この患者さんは
「前歯の生える隙間がなさそうだ」
ということで来院されました。

特に前後的な顎の関係に不調和は見られませんでしたので
床矯正装置」で上顎、下顎と1年間で約5mm拡大する計画で治療を開始しました。

初診時(2016年10月)と1年後(2017年10月)の写真です。

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初診時はまだ上顎は中心から2番目の歯(側切歯)が子供の歯(乳歯)です。
大人の側切歯の大きさは計測すると子供の歯より2mm以上大きそうなのでこのままだと凸凹になりそうでした。

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床拡大装置で上顎を横に拡大したことで
左上の2番目の歯(側切歯)はなんとか歯列上に収まり、
右上の2番目の歯(側切歯)も生えるスペースをしっかりキープして萌出待ちです。
綺麗に並びそうですね。

下の前歯も左下の2番目が並ぶ隙間がなく後ろから出てきそうでした。
(実際出てきたのは少し後ろでした)

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下顎も上顎と同様に床拡大装置(床矯正装置)で横に拡大され
前歯4本は歯列上に綺麗に並んでいます。
綺麗にとは言っても、4本の前歯の間に隙間があって
右下の3番目の歯(犬歯)が生える隙間が足りないので
今後もまだ調整が必要ですが。

この患者さんは「歯型取り」が苦手でちょっと大変そうでしたが(写真も)
頑張って装置を作り、ちゃんと使用してくれたのできちんと成果が出ています。
よかったですね。
もう一息がんばりましょう!

歯並びはいつ相談するのが良いのか?
とよく聞かれますが、
「気になった時」とお答えしております。
どうぞお気軽にご相談下さい。

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