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2017.08.05

子供の矯正装置の紹介 その3 「クワドヘリックス」


第3回目は「クワドヘリックス」

「床拡大装置と急速拡大装置の中間的な存在」と思ってください。
こんな装置です↓

DSC_0150

・上顎の幅は広げたい。ついでに奥に生えてきてしまった2番目の歯(側切歯)を前に移動させたい。

・上顎全体ではなく前方部だけ広げたい。

・他の装置と併用したい。

といった場合に使うことが多いです。

ずいぶんと複雑な装置に見えますよね?
1本のワイヤーをこんな風に曲げて製作します。
ただこの複雑さゆえに、歯も工夫次第で複雑な動かし方ができます。
無駄に複雑なわけではないのです、笑

例えば
前の方だけ広げたり、
1本の歯を多めに動かしたり、
他の拡大装置と比べて、ちょっと細かい調節が効きます。

復習ですが、
前々回ご紹介した「床拡大装置」は10ヶ月で4.0~6.0mmほど拡大します。
前回ご紹介した「急速拡大装置」は、わずか20日間で歯列の横幅を8.0mmほど拡大します。

そしてこの「クワドヘリックス」は3~6ヶ月で4.0mm~6.0mmほど拡大させることを目標にしています。
期間も「中間的」ですね。

「床拡大装置」は半日の装着なのに対して、
「クワドヘリックス」は24時間装着(自分ではとりはずせない)
だから上顎の幅が広がるのも2倍以上のスピード
と考えればわかりやすいと思います。

ただし「クワドヘリックス」も「急速拡大装置」と同様に
上顎の左右の骨が分かれることが多いので
拡げた幅を維持するのに、
その左右の骨の間に新しく骨ができるのを
3ヶ月〜6ヶ月待たなければいけません。

気になる子供の感想もだいたいは
「1日目はなんか痛かったけど、2日目からは痛くなかった!」
で済むことがほとんどです。

この装置は大人にも使うことがありまして、
その時の感想はやはり
「1日」ではなく、
「2~3日」
もしくは「もうちょっと」
「痛かったなあ」
ということが多くなります。

やっぱり子供ってすごいんですよね!
適応能力が!

この「クワドヘリックス」の特徴は

メリット
・比較的細かい調整が可能。
・期間も短め。
・骨格ごと拡大できる(ことが多い)。

デメリット
・取り外しできない装置なので、しっかり歯磨きできていないと虫歯のリスクになり得る。

当院でも今3つほど、セットされるのを待機して技工台の上に並んでいます。
結構最近使ってるなあ。

では、「拡大装置編」はこれでひとまずおしまいです。

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